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【News】小泉外交のせいで中韓との関係は最悪に by 神戸新聞 [中国関係News]

滞るアジア外交/戦略性のなさが重いツケ残した
http://www.kobe-np.co.jp/shasetsu/0000097359.shtml

2006/08/27

 「戦後最良」といわれる今の日米関係の一方で、中国や韓国とは「戦後最悪」の状態といってもよいのではないか。

 小泉首相は、両国が強く批判する靖国神社への参拝を繰り返してきた。「一つの問題だけで対話を拒むのはおかしい」と責任は相手にあるとするが、結果的に、自民党総裁選での公約へのこだわりが国益を損ねたといわれても仕方がない。

 冷え切った中韓両国との関係は、アジア外交に対する首相の姿勢がもたらした結果といえるだろう。


 この五年間を振り返ると、対米関係を重視するあまり、広い視野に立った戦略性がうかがえない「小泉外交」の限界が浮き彫りになってくる。

        ◇

 先月初め、北朝鮮が国際社会の警告を無視してミサイルを発射した際、最も強硬な姿勢をみせたのは、日本だった。

 十一日間に及んだ国連安保理の協議で日本が果たした役割については、麻生外相が月刊誌で語っている。日本は発射の「Xデー」をにらみ、早くから対応を米国やフランスと綿密に打ち合わせていた。だからこそ、最後まで先導できたのだという。

 外相自ら「こんな面白い経験はなかった」と語った通り、日本が国際舞台で存在感を示せたのは、久々ではなかったか。

 実際、今の日本が独自外交を発揮できるのは、北朝鮮問題ぐらいであることを示している。首相の二度にわたる電撃的な訪朝で拉致被害者と家族の計十三人が帰国した。長年、日本政府が手をつけなかった拉致問題を進展させた功績は確かに大きい。

 ただ、小泉訪朝の真相はベールに包まれており、こんな見方もある。

 首相は当初、拉致問題で一定の前進があれば、正常化交渉に入るつもりでいた。もし、その通りに進めば、北朝鮮が日本の経済支援で核開発を加速させかねないと懸念する米国の反対で「拉致や核問題が解決しない限り、正常化はない」の姿勢に変わったという指摘である。

 一点突破の外交はできても、ち密な戦略外交は苦手。“度胸満点”の小泉外交にはそうした粗雑さが随所に見受けられた。

冷え切った中韓関係 とりわけ、困難に直面したのが、中国や韓国との外交だ。この五年、日中首脳会談は七回を数えたが、江沢民前主席の引退後は国際会議の場を借りての短時間会談ばかりだ。首脳同士の相互往来は、二〇〇二年から途絶えたままである。

 背景には、靖国参拝に加え、東シナ海のガス田開発などの摩擦が挙げられよう。亀裂が深まる政治問題とは別に、経済面を中心にした民間交流は緊密さが増しているといわれたが、悪影響は経済関係にも徐々に及びつつあるようだ。

 韓国との関係も似た状況だ。「韓流ブーム」もあり、当初は首脳同士も友好的だった。〇四年から毎年一回、首脳が相互訪問する「シャトル外交」が進められたが、翌年には、早々と中断してしまった。

 直接の引き金は、領有権争いが続く中、島根県議会が「竹島(韓国名・独島)の日」条例を制定したことだ。盧武鉉大統領は、これを境に対日姿勢を硬化させる。その直後、植民地時代の歴史問題に触れ「過去の真実を究明、謝罪、賠償し、和解しなければならない」と言い切った。

 今年に入って、竹島周辺の海域調査をめぐり日韓がにらみ合い、一触即発の危機に直面したのも、戦後初めてのことだ。

 中韓との関係が悪化したのは、近隣外交を疎(おろそ)かにした小泉首相の姿勢が大きな要因といえるだろう。経済や文化面で民間交流が急速に深まっている今、小泉外交は「流れに逆行した」というほかない。


 首相は「(中韓は)いずれ後悔する」などと強気の発言を繰り返すが、拉致問題の解決一つとっても、両国の協力なしには難しい。近隣国との関係の重要性にもっと目を向けるべきだ。

地域の安定にも影響 首脳外交の空白は、東アジアの平和と安定にも影を落とす。自らの国益に影響することもあって、米国が日本のアジア外交に憂慮を示すのもうなずけることだ。

 対米外交を重視することは結構だが、その陰で、中韓に限らず、東南アジアやロシア、中東などとの関係が最近は疎遠になりつつあるのではないか。

 一方で、中国の胡錦濤主席は、急成長する経済力を武器に、近隣諸国や中東、アフリカ、中南米などとの多方面外交に精力的だ。日本に代わる「アジアの代表国家」を目指しているようでもある。

 中国や韓国との溝を放置してはならない。関係修復は次期政権にとって最優先の課題になるが、担うべき責任は重い。

日本のこれまでの外交戦略は中韓に対する隷属という点で一貫していたので、神戸新聞の中の人には小泉外交は一点突破だとか緻密でないと写るようです。

非民主国家のいちゃもんや、理不尽な言いがかりには毅然と対応するという点では一貫していたと思いますがどうなんでしょうか。

戦略的でないと言うならば、中韓の言うことを丸呑みせずに以下にして「友好」を示すか提案してもらいたいものです。

あと、毎度のことですが、アジア外交といいつつ内容は中韓のことがほとんどなのは如何なものかと思います。

最後に竹島問題で一触即発となったのは今回が初めてとか書いてありますが、これは嘘です。こんなこと書くなんて神戸新聞の中の人は救いようの無い無知か、韓国のプロパガンディスとだと思います。

李承晩ライン
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%8E%E6%89%BF%E6%99%A9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%B3


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