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【News】毎日新聞(の金子秀敏)、中韓中心の世界で反日を叫ぶ。 [靖国関係News]

社説:視点小泉時代考 自己中心の世界で靖国と叫び続けた
http://www.mainichi-msn.co.jp/eye/shasetsu/news/20060808k0000m070138000c.html

 「痛みに耐えてよく頑張った。感動した」(01年5月夏場所。小泉純一郎首相が貴乃花に)

     ◇   ◇

 座布団が舞い飛ぶ東京・両国国技館。土俵の上で仁王立ちする貴乃花--歴史に残る名勝負は、「小泉ワンマンショー劇場」屈指の名場面でもある。

 これほどインパクトのある言葉もなかった。主役を貴乃花から小泉首相にすり替え、首相の発信する感動が大衆的な共振現象を起こした。首相を中心とする一極感動の世界が生まれた。

 小泉政権の原点は感動である。小泉首相は、01年の自民党総裁選の前、鹿児島県の「知覧特攻平和会館」を訪ねて、特攻隊員の辞世の歌に思わず涙を流す。

 当時、総裁選は橋本龍太郎元首相の圧勝と見られていた。勝ち目なき総裁選に突入する自分と、特攻隊員の自己犠牲の精神が重なり、激しい感動となったのだろう。総裁選の最中に靖国神社を訪れ「いかなる批判があろうと8月15日に必ず参拝する」と公約した

 総裁選は予想外の圧勝だった。とたんに靖国参拝の公約が重くのしかかった。首相は軍国主義者ではない。中国や韓国を侵略する意図も毛頭ない。 だが、中曽根康弘元首相の時代からこじれにこじれた政治問題、外交問題を甘く見た。とても「心の問題」の枠でおさまる話ではないのに。

 その後、小泉首相が近隣国の理解を得ようと誠意を尽くしたことは評価しなければならない。最初の年は8月13日参拝という譲歩をし、北京の盧溝橋にある抗日戦争記念館で侵略の犠牲者に哀悼の意を表した。

 インドネシアのアジア・アフリカ会議50周年記念首脳会議では、過去の戦争を反省する格調高い演説をした。韓国大統領にはシャトル外交を呼びかけ続けた。

 しかし、毎年1回の靖国参拝は続けた。そのたびに、それまでの努力が水の泡になり、相手国から二枚舌外交と見られた。中国、韓国との首脳交流は途絶えた。

 政権末期のいま、首相は「たったひとつのこと(靖国参拝)で会わないというのはわからない」と投げだしてしまった。

  小泉首相が輝くのはワンマンショーの舞台だ。四つに組んだ相手を論理でねじ伏せ「わかった」と言わせる格闘技は苦手のようだ。

 誠意を尽くして自分の心を伝えようとしても、論理がなければ外交交渉は成り立たない。小泉首相の言葉が、なんども風を起こせたのは、以心伝心の可能な同質社会の中だったからだ。

  特攻隊員への感動に始まった小泉政権は、近隣国との関係悪化のなかでの靖国参拝というフィナーレを迎えようとしている。幕がおり、感動の潮が去った後、この国になにが残るのか。首相の「個人の自由」に振り回されたあげくぽっかり開いた外交空間の穴だ。(論説委員、金子秀敏)

毎日新聞 2006年8月8日 0時16分

自分の思い通りにならない、世論や首相に我慢ならない様子です。
8月15日に小泉首相が靖国参拝したときの社説で、これを上回る悔しさいっぱいの感情的な社説が見れたら面白いなーと思います。


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