【News】北海道新聞曰く、全部小泉首相が悪い。 [竹島問題News]
盧大統領談話*けんか腰では解決せぬ(4月27日)
http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/kiji.php3?j=0032
なんともとげとげしい内容だ。日韓関係をさらにこじらせるだけではないか。
韓国の盧武鉉大統領が発表した対日外交に関する特別談話は、そんな懸念を強く抱かせる。
大統領は、竹島(韓国名・独島)の領有権問題に歴史認識問題を絡めて「日本が誤った歴史を美化する限り韓日の友好は成立しない」と断じ、竹島問題では「決して妥協しない」と述べるなど強硬な姿勢を打ち出した。
竹島周辺海域の海洋調査をめぐる衝突が、ぎりぎりの外交交渉で回避されたばかりである。しかも島を実効支配しているのは韓国だ、いまなぜ、対立をあおるようなことを言わなければならないのか。
五月に統一地方選を控えた大統領には、日本に強い姿勢を示すことで政権を浮揚させたいという思惑があるようだ。しかし、国民の反日感情に火をつけても日韓関係にはマイナスにしかならない。
竹島の領有権を主張する根拠は日本にもある。
日本が竹島を島根県に編入したのは一九○五年(明治三十八年)だ。政府の説明では、十七世紀半ばには日本が領有権を確立しており、編入は「近代国家として領有する意思を再確認したもの」だという。
しかし、○五年は、日本が韓国の外交権を奪う第二次日韓協約が締結された年でもある。韓国が「植民地支配は独島から始まった」と見るのは、このためだ。
領土問題は複雑で、一朝一夕には解決しない。だからこそ、当事国政府には領有権の主張を切り離して友好関係を築く努力が求められる。
同じく領土問題を抱える日本とロシア、中国が、領土をめぐる対立を外交関係全体に発展させないでいるのは一つの知恵だろう。
日本には竹島問題を国際司法裁判所の裁定に委ねるという選択肢もあるが、韓国は過去二度にわたってそれを拒否している。紛争地を実効支配したまま問題を国際社会に顕在化させることは、いまも得策ではないはずだ。
盧大統領の激越な談話は、両国首脳の信頼関係がいかに失われているかを示している。その責任が小泉純一郎首相にもあるのは言うまでもない。
靖国神社参拝で相手を怒らせておいて「いつでも首脳会談に応じる」などという言い方は、感情を逆なでするだけだったではないか。
海洋調査をめぐる協議で、日韓は双方が主張する竹島周辺の排他的経済水域(EEZ)の境界線画定交渉を五月中にも再開することに合意した。
これは領土交渉の足がかりになる場だ。声高に主張をぶつけ合うだけでなく、隣人として一緒に歩んで行ける現実的な解決の道を探ってもらいたい。
前半は韓国を批判しているかに見えて、一転して靖国問題を持ち出し、「その責任が小泉純一郎首相にもあるのは言うまでもない。」だそうです。この一文が言いたいだけなんではないでしょうか。韓国は竹島を「不法占拠」しています。
ロシア、中国とは、日本政府がきちんと主張していないので相手にされていないだけだと思います。日本が他国の不条理な領土の占有を黙って見守るのは、北海道新聞の中の人にはひとつの良い知恵に見えるようですね。
「紛争地を実効支配したまま問題を国際社会に顕在化させることは、いまも得策ではないはずだ。」というセンテンスは得策ではないのは日本にとってですか?韓国にとってですか?文意が良く分かりません。
全体的に支離滅裂で、新聞の社説ってこんな意味不明な文章で良いんでしょうか。
まあ、何が何でも日本は周りの国の言うことを何でも聞け!という本音はさすがに直接書けないという自覚はあるのでしょう。
過去関連エントリー
【News】中国様に失礼な政府を北海道新聞の中の人が嘆く
http://blog.so-net.ne.jp/current_affairs/2006-03-24-2
最後まで読んでくださってどうもありがとうございます。
本ブログも僭越ながらランキングに登録させて貰っております。興味のある方は下記リンクよりどうぞ。↓
人気blogランキングへ
☆参考図書☆
「その責任が小泉純一郎首相にもあるのは言うまでもない」
すごいですね。これ何処の新聞?もしかして、チョウニチ新聞の子会社?
by 我田引水 (2006-04-27 22:25)